

音楽療法ネタ帳
2025/3/15
更新日:2025年4月28日
さて、今回も、介護や認知症ケアの現場で役立つ音楽療法・レクリエーションアイデア=音楽療法士・作業療法士のマツダのネタ帳をご紹介いたします♪
今回のテーマは4月!①4月といえば?②4月に使える歌③実際の音楽療法セッションプログラム の順でご紹介します。4月は、テーマ別・3セッション分のプログラムをご紹介します✨
卯の花が咲く月「卯の花月」が由来。卯の花は5~6月頃に咲く小さな白い花。別名:空木(うつぎ)。昔の4月は旧暦のため現在の5月にあたる。他に、田植えが始まる「植月」「田植苗月」という説や、十二干支の4番目が卯(うさぎ)という説あり。
「卯の花」は、おからの別名でもありますね。色が似ているからだそう。

晴明(4月5日頃〜):清々しい春の息吹を感じる頃。
空は青く澄んで、つばめが飛来し、爽やかな風が吹きます。この時期から雨上がりにきれいな虹を見ることができます。
穀雨(4月20日頃〜):地上にあるたくさんの穀物に雨が振り、水分と栄養がため込まれる頃。
田植えの準備がはじまり、植物が緑一色に輝きはじめます。牡丹や藤も開花し、晩春を豪華に彩ってくれます。
★八十八夜:5月2日頃(立春から数えて88日目)
新年度、入学式、入社式、新生活
新年度は新たな始まりの季節。入学式や入社式を迎え、新生活がスタートする節目の時期です。
お花見
桜を愛でる行事。桜の下で歌を歌ったり、お弁当を食べたりするのが風物詩です。
花祭り(4/8)
お釈迦様の誕生日。
昭和の日(4/29)・GWスタート
昭和天皇の誕生日。2006(平成18)年まで「みどりの日」でした。激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧(かえり)み、国の将来に思いをいたす」としています。
★GW:5/3 憲法記念日、5/4 みどりの日、5/5こどもの日(端午の節句)
その他:
エイプリルフール、イースター
新ドラマ
センバツ春の甲子園・高校野球(3月下旬~4月上旬)
山遊び/野遊び/磯遊び:潮干狩りや野草摘み
花粉症
燕の巣作り
↓4月の小ネタ↓
【お花見の由来】
お花見の風習は平安時代に貴族の間で始まりました。江戸時代になると庶民にも広まり、桜の名所が作られるようになりました。
特に有名な「隅田川の桜」は、徳川吉宗が植えたものと言われています。
【お花見団子と三色団子】
お花見団子の3色(ピンク・白・緑)には、以下のような意味があると言われています。
ピンク → 春の桜
白 → 冬の雪
緑 → 夏の新緑
つまり「花が咲き、雪が解け、新緑が芽吹く」という春の訪れを象徴しています♪

話題:「お花見はどこでしましたか?」「お花見の名所といえばどこでしょう」「花より団子?団子より花?それとも花も団子も!?」「満開の桜、誰と一緒に見たいですか?」
1. お釈迦さまの誕生を祝う日
花まつりは、仏教の開祖・お釈迦さま(ゴータマ・シッダールタ)の誕生日(4月8日)を祝う行事です。
お釈迦さまは、約2500年前のインド・ルンビニー(現在のネパール)で生まれたとされています。
2. 花御堂(はなみどう)を飾る
お寺では、お釈迦さまが生まれた時の様子を表現するために、たくさんの花で飾られた「花御堂」を作ります。
◆なぜ花を飾るの?
お釈迦さまが生まれた時、美しい花が降り注ぎ、大地が喜んだと言われているからです。
3. 甘茶(あまちゃ)をお釈迦さまにかける
お釈迦さまが生まれた時、天から甘い雨(甘露)が降ったという言い伝えから、甘茶をお釈迦さまの像にかける風習があります。
◆甘茶とは?
甘茶は、アジサイ科の「甘茶の葉」から作られた甘いお茶です。
砂糖を入れなくても自然な甘さがあり、苦味がないのが特徴です。
仏教行事だけでなく、昔から「虫よけ」や「健康茶」としても飲まれてきました。
話題:「甘茶を飲んだことありますか?」「どんな味でしたか?」

↑ジャパンではなくタイの花祭り!
花: 桜、芝桜、チューリップ、木蓮、藤、菜の花、スミレ、たんぽぽ、ハナミズキ、ツツジ、ネモフィラ、ライラック、卯の花
食べ物:たけのこ、たらの芽、ふき、わらび、そら豆、新玉ねぎ、春キャベツ、アスパラガス、桜えび、いちご、鰆(さわら)、鯛(桜鯛)、アサリ、ホタルイカ
花
土筆(つくし)蒲公英(たんぽぽ)菫(すみれ)木蓮(もくれん)辛夷(こぶし)躑躅(つつじ)石楠花(しゃくなげ)筍(たけのこ)蕨(わらび)蕗(ふき)楤芽(たらのめ)
魚介類
鰆(さわら)鯛(たい)浅蜊(あさり)蛤(はまぐり)蜆(しじみ)栄螺(さざえ)牡蠣(かき)蝦蛄(しゃこ)青龍蝦(しゃこ)

【3月の音楽療法ネタ帳】春の歌に、楽曲の詳細情報(作詞作曲者・発表年)を載せています。ここでは「童謡・唱歌」と「歌謡曲」別にまとめなおした表を掲載します。


★4月のイチオシ歌謡曲は「港が見える丘」と「蘇州夜曲」です!大好き!両方とも、花の終わり、花散る様(さま)も描かれている名曲。色んな方がカバーされているので、聴き比べるの楽しい。

例えば、村上ゆきさんの「夢で逢いましょう」というアルバムには、私が好きな曲、「港が見える丘」「悲しくてやりきれない」「夢で逢いましょう」等が収録されています。落ち着いた低めのトーンが素敵です。

靴が鳴る
めだかの学校
赤い帽子白い帽子
仲良し小道
おささなじみ
憧れのハワイ航路
高原列車は行く
丘を越えて
青い背広で
東京のバスガール
ああ上野駅
北国の春
せんせい
旅の夜風
兄弟船
ソーラン節
炭坑節
4月下旬は、5月初旬の話題・歌を歌ったりするのでご紹介。
茶摘(夏も近づく)
こいのぼり(屋根より高い)
鯉のぼり(甍の波と)
背くらべ(柱の傷はおととしの)
夏は来ぬ(卯の花の匂う垣根に)
《小ネタ》
茶摘・甘茶→お茶から連想される歌
・旅姿三人男(清水の次郎長、お茶の香り)
・ふじの山(静岡)
・東京行進曲(お茶)
・東京ラプソディ(ティールーム)
・有楽町で逢いましょう(ティールーム)
・一杯のコーヒーから
・コーヒールンバ(※歌ではなくBGMやクイズで使っている)
・銀座カンカン娘(カルピス)
ーーー新しめーーー
・学生街の喫茶店
・まちぶせ(夕暮れの街角のぞいた喫茶店)
花祭り→寺・お坊さんがでてくる歌
・証城寺の狸囃子
・夕焼け小焼け(山のお寺)
・一番はじめは一の宮
・南国土佐を後にして(坊さんかんざし)
・蘇州夜曲(寒山寺)

【曲目まとめ】
◾️テーマ:春・入学・新社会人
ふじの山(体&口腔体操)
靴がなる、春よ来い、春の小川(歌、クイズ、回想)
四季の歌 or 北国の春(手話 /当て振り歌唱)
青い背広で、東京のバスガール、旅の夜風、せんせいから(歌唱、回想)
蘇州夜曲(キラキラ楽器合奏withフルート)
朧月夜(合奏、おわりの歌)
※キラキラ楽器=トーンチャイム、ハンドベル、鉄琴、鈴、ツリーチャイムなど


【曲目まとめ】
◾️テーマ:花祭り→花、お寺
ラジオ体操(京都弁)・あいうベー・早口言葉(体&口腔体操)
花(春のうらら)、夜来香(穴埋めクイズ、歌、回想、フルート)
東京の花売り娘、くちなしの花、アンコ椿は恋の花、赤いスイートピー、ひなげしの花、春の歌一式 用意
花(川は流れて)(スカーフ、歌)
証城寺の狸囃子、炭坑節(打楽器合奏)
花祭り(アンデスでの演奏鑑賞※フォルクローレ)
夕焼け小焼け(トーンチャイム合奏 or ドラ、クールダウン)

単発や数ヶ月に1回という頻度の音楽療法では、どのような方が参加されるのか予測しにくいため、なるべく幅広い音楽を用意するようにしています。その場で曲目・活動をアレンジ。曲がたくさんのっている楽譜は必携!
※次回、持っている楽譜を紹介します♪

【曲目まとめ】
◾️テーマ:春の花、卒業
ドンパン節・しゃぼん玉(体&口腔体操、風船活動)
花(穴埋めクイズ、歌)
春よ来い、春が来た、春の小川、早春賦、どこかで春が、北国の春から(春の歌サイコロクイズ、歌、回想)
一杯のコーヒーから、有楽町で逢いましょう(・東京行進曲・東京ラプソディ・銀座カンカン娘)(歌唱、回想、フルート)
東京音頭 or 茶摘(打楽器合奏)
故郷(クールダウン)

4月13日のセッション例にあった「春の歌サイコロクイズ」についてご紹介します。
【流れ】
曲名に「春」が付く歌を6曲選ぶ
A4用紙に大きくタイトルを書く
A4用紙に大きくタイトルの一部を◯◯にして書く
あまり反射しないクリアポケットに背中合わせで入れる
ホワイトボードにタイトルが一部◯◯の方を貼り、それぞれに番号を書く
曲当てクイズ
答えが出にくかったら、ヒントを出したり一部演奏する
答えが出たらひっくり返して貼る。
答えが全部出たら、大きなサイコロをどなたかに振っていただき、出た目の歌を歌う

※昔、大きなサイコロいただいて、何かに使えないかなぁと思って思いついた活動です(maybe…記憶が曖昧!)。時々やっていました!事前に準備しなくても、ホワイトボードにその場で「1.春よ_____ 」と下線で書いて行うこともできます。
色んなテーマで応用できますよ♪
・恋がテーマの歌
・食べ物が出てくる歌
・海が出てくる歌 など
ちょっとしたことですが、ゲーム要素・ドキドキ要素があると盛り上がります。「何番を狙いますか!?」と聞いてみたり。何回も同じ目が出たら、私が神の手で改ざんして笑いを取ったり。
この場面でも、3月のセッション例でお話しした「造花を引き出す活動」と同様、控えめな方・表出が少なめの方・認知症重度に方にお願いしたりしています。

↑私が持っているのはこんな感じのサイコロ。Amzonで調べましたが…お高かった!

↑こういうタイプの方がお安くて衛生面的にも良さそうな気が…
4月のメインテーマは春、そして新生活。クライエントや頻度によりますが、3月4月と春の歌を歌ってきてマンネリ…なんていう時には、今回ご紹介したように、ゲーム要素を加えたり、その日の記念日(今日は何の日)にちなんだ話題・楽曲を使うのもおすすめです。
またまた長ーくなってしまったので、目次を活用し、適当に必要なところだけお読みいただき、お役立ていただけたら幸いです。See you!




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著者
マツダ サチコ
日本音楽療法学会認定音楽療法士、作業療法士、社会福祉士。介護老人保健施設や認知症疾患医療センター、訪問事業所にて勤務。ダブルケアを経て、現在はWebマーケティング・制作会社にて勤務、ディレクションおよび制作を担当。個人事業としてもWeb制作、音楽療法を行なっている。
著者
マツダ サチコ
日本音楽療法学会認定音楽療法士、作業療法士、社会福祉士。介護老人保健施設や認知症疾患医療センター、訪問事業所にて勤務。ダブルケアを経て、現在はWebマーケティング・制作会社にて勤務、ディレクションおよび制作を担当。個人事業としてもWeb制作、音楽療法を行なっている。
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