

音楽療法ネタ帳
2025/6/15
更新日:2025年6月15日
野口雨情(本名:野口英吉)は、1882年(明治15年)5月29日に茨城県北茨城市に生まれ、1945年(昭和20年)1月27日に栃木県でその生涯を閉じました。北原白秋、西條八十とともに「童謡界の三大詩人」と謳われる彼は、日本の近代詩、特に童謡と民謡の発展に大きく貢献しました。
早稲田大学を中退後、詩作活動を開始。1905年(明治38年)には日本初の創作民謡集とされる『枯草』を自費出版しました。北海道で新聞記者を務めていた時期には、歌人・石川啄木との交流もあったようです。また、将棋が強く、菊池寛らと対決したというエピソードも。
野口雨情の作品は、郷愁を誘う素朴で心温まる歌詞が特徴で、中山晋平や本居長世をはじめとする多くの作曲家との共作により、広く国民に愛唱されました。私も好き。何なら、名前も素敵。
ペンネーム「雨情」は、漢詩「雲恨雨情」からと言われ「春降る雨の趣」という意味があるそうですよ。
野口雨情の代表曲をご紹介します。
赤い靴: 作曲 本居長世, 1919年 (大正8年)
十五夜お月さん: 作曲 本居長世, 1920年 (大正9年)
七つの子: 作曲 本居長世, 1921年 (大正10年)
あの町この町: 作曲 中山晋平, 1921年 (大正10年)
シャボン玉: 作曲 中山晋平, 1922年 (大正11年)
青い眼の人形: 作曲 本居長世, 1922年 (大正11年)
黄金虫: 作曲 中山晋平, 1923年 (大正12年)
船頭小唄: 作曲 中山晋平, 1923年 (大正12年)
うさぎのダンス: 作曲 玉山琴太郎, 1924年 (大正13年)
波浮の港: 作曲 中山晋平, 1924年 (大正13年)
雨降りお月さん: 作曲 中山晋平, 1925年 (大正14年)
證城寺の狸囃子: 作曲 中山晋平, 1925年 (大正14年)
お世話になっている名曲ばかりです!
童謡「しゃぼん玉」は、野口雨情が作詞、中山晋平が作曲を手がけ、1922年(大正11年)に発表されました。この曲は、野口雨情の悲しい体験が背景にあると言われています。※あくまでも『説』です

1907年10月、雨情の長女(みどり)は産まれて7日目に亡くなり、後に生まれた娘(恒子)も2歳で亡くしています。その悲しみが「しゃぼん玉」のような作品に反映されているとも考えられています。
このような背景を知ってから歌詞を見ると、どうでしょう。また違った情景、色合いを感じませんか。
6月の音楽療法ネタ帳では、「しゃぼん玉」や「雨降りお月さん」を使ったプログラムをご紹介しています。
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著者
マツダ サチコ
日本音楽療法学会認定音楽療法士、作業療法士、社会福祉士。介護老人保健施設や認知症疾患医療センター、訪問事業所にて勤務。ダブルケアを経て、現在はWebマーケティング・制作会社にて勤務、ディレクションおよび制作を担当。個人事業としてもWeb制作、音楽療法を行なっている。
著者
マツダ サチコ
日本音楽療法学会認定音楽療法士、作業療法士、社会福祉士。介護老人保健施設や認知症疾患医療センター、訪問事業所にて勤務。ダブルケアを経て、現在はWebマーケティング・制作会社にて勤務、ディレクションおよび制作を担当。個人事業としてもWeb制作、音楽療法を行なっている。
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