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2025/2/9

SNSは私たちを幸せにするのか?研究でわかるメリット・デメリットと対策②

更新:2025年2月10日

前編では、私自身のSNSとの関わりや失敗談をお話ししました。

SNSは私たちを幸せにするのか?研究でわかるメリット・デメリットと対策①

さて、ここからが本題です!!

実は、例のThreadsでの出来事の翌日、こちら森岡毅さんインタビュー動画を聞きました。

「SNSは人を幸せにしない」

…ですよねー!!涙 

この動画の前半、「SNSは人を幸せにしない、としっかり研究結果がでている」というような内容を話されていて、森岡さんご自身はSNSをやっていないそうです。

★そして、なんと、こちらの動画の公式抜粋バージョンがアップされました!ナイスタイミング!(せっかくなので追記)

それだけ興味関心、ニーズのある内容だったということかと。(↑にあげた動画は1時間41分もあり、こちら↓は15分ちょっとなので、よかったらご覧ください)

SNSは確かに便利なツールだけれど、本当に「幸せ」や「健康」をもたらすものなのか!? 研究結果をもとに、メリット・デメリットを整理し、より良い付き合い方を考えてみたいと思います。

SNSのメリット

1. 情報収集がしやすい

* 最新ニュースや専門家の意見、趣味の情報などを手軽に得られる。

* 子育てや健康、キャリアに関する有益な情報も豊富。

2. 人とのつながりを維持できる

* 遠方の家族や友人とも簡単に連絡が取れる。

* 同じ趣味や価値観を持つ人と出会いやすい。

3. 自己表現の場になる

* 自分の考えや活動を発信し、共感を得られる。

* ビジネスやクリエイティブ活動の場として活用できる。

4. 仕事やマーケティングに活用できる

* 企業のブランディング、商品PR、集客に有効。

* 個人でもフリーランスの仕事を得る手段になる。

そうですよね。メリットもたくさんあります。

facebookでは、昔からの友人知人と繋がっています。スレッズでは、共通の趣味や推しの方々と楽しいやり取りをしたり、デザインやAI活用についてのヒントも載っていて参考にさせていただくこともあります。子どもの作品を載せたり、お遊び半分・自己研鑽半分で作った動画をアップして反応をいただける嬉しい場でもあります。もちのろん、仕事ではPR・集客のために活用しています。

SNSのデメリット

1. 他人と比較してしまう(幸福度の低下)

SNSでは、他人の「幸せそうな瞬間」ばかりが目に入りやすく、自分と比較することで幸福感が低下しやすくなります。特に、加工された写真や成功体験の投稿が多いため、現実とのギャップを感じやすくなります。

🔍 研究結果

  • 米国の若者を対象とした研究(Twenge et al., 2017)では、SNSの使用時間が長い人ほど自己肯定感が低くなり、幸福度が減少することが示されています。

  • Instagramの使用時間が長いほど、抑うつ症状や不安感が高まる(Huang, 2017)。特に視覚的なコンテンツが多いSNSでは、理想化された生活と自己を比較しやすい傾向があります。

☑️ 対策

  • 「SNSはハイライトシーンだけ」と意識し、理想と現実のギャップを認識する。

  • SNSを使う時間を制限し、リアルな活動や趣味に時間を使うことで、自己肯定感を高める。

2. 精神的ストレス(ネガティブな影響)

SNS上の誹謗中傷や攻撃的なコメントは、精神的に大きなストレスとなります。また、フェイクニュースや過度な情報にさらされることで、不安感が増すこともあります。

🔍 研究結果

  • SNSの使用時間が長い10代は、うつ病や不安障害のリスクが高まる(APA, 2019)。特に1日3時間以上SNSを利用する10代は、精神的健康問題を抱えるリスクが高い。

  • ネガティブなニュースや攻撃的なコメントを見ることでストレスホルモン(コルチゾール)の分泌が増加し、心理的負担が大きくなる(Brosschot et al., 2006)。

☑️ 対策

  • ネガティブな投稿や攻撃的なコメントには過度に反応しない。特に、誹謗中傷には適切な距離を取る。

  • SNSの通知をオフにし、不必要な情報に振り回されない環境を作る。

3. SNSの「いいね」に依存してしまう

「いいね」やフォロワー数が増えることで、脳内の報酬系が活性化し、SNS依存につながる可能性があります。特に、SNSを頻繁にチェックする習慣がつくと、リアルな生活にも影響を及ぼすことがあります。

🔍 研究結果

  • SNSの「いいね」やコメントによる通知がドーパミンの分泌を促し、快楽を感じやすくなる(Royal Society for Public Health, 2017)。これはギャンブル依存と似たメカニズムを持つ。

  • SNSの使用が1日3時間を超えると、依存症リスクが急激に上昇(Andreassen et al., 2012)。特に若者の間でSNS依存が問題視されている。

☑️ 対策

  • 「いいね」に一喜一憂せず、自分の発信目的を明確にする」(例:趣味の記録、情報共有など)。

  • SNSを利用する時間を意識的に決め、1日の上限を設定する。

4. リアルなコミュニケーションが減る

SNSの利用時間が増えると、リアルな対面でのコミュニケーションが減少し、人間関係の質に影響を与えることがあります。

🔍 研究結果

  • 「パラドックス的孤独」(Paradoxical Loneliness)が生じる。SNSでつながっているのに、現実では孤独感が増す現象(Turkle, 2015)。

  • 1日2時間以上SNSを使用する人は、孤独感を感じるリスクが2倍以上(Primack et al., 2017)。特に、受動的にSNSを眺めるだけの人ほど、孤独を感じやすい。

☑️ 対策

  • リアルな人間関係を優先し、家族や友人との時間を大切にする。

  • SNSの使用時間を制限し、実際に会う機会を増やす(趣味の活動、食事など)。

SNSとの向き合い方 ~健康と幸せを守るために~

① SNSの使用時間をコントロールする

📌 研究データ

  • SNSの使用時間を1日1~2時間以内に抑えることで、メンタルヘルスへの悪影響が軽減される(APA, 2019)。

  • 寝る前のSNS使用は、メラトニンの分泌を抑制し、睡眠の質を低下させる(Harvard Medical School, 2018)。特に、ブルーライトの影響により、深い眠りが妨げられる。

☑️ 対策

  • SNSの使用時間を意識的に制限し、「夜10時以降は見ない」などのルールを決める。

  • スマホの「スクリーンタイム機能」を活用し、SNS使用時間を管理する。

② 他人と比較しすぎない

📌 研究データ

  • SNSは、ポジティブな投稿が75%以上を占める(Chou & Edge, 2012)。つまり、日常の「ハイライトシーン」だけが目立ち、普通の日常や苦労はあまり投稿されない。

☑️ 対策

  • SNSの情報は編集されたものであり、全てが真実ではないと認識する。

  • 「他人と比較するよりも、自分自身の成長を意識する」マインドセットを持つ。

③ SNSのポジティブな面を意識的に活用する

📌 ポイント

  • SNSは、適切に使えば情報収集、趣味の共有、仕事の発信などに役立つツールとなる。

  • SNSの使用目的を明確にし、無駄な時間を減らすことで、ポジティブな効果を得られる。

☑️ 対策

  • 有益なアカウントをフォローし、情報収集の場として活用する。

  • ネガティブな投稿や攻撃的なコメントには、できるだけ触れない

④ネガティブなコメントにどう対応する?

  • SNSでは否定的なコメントをもらうこともあります。

  • 私自身、過去に批判的なコメントを受けてショックを受けたことがありました。

    (↓前編に書いた私の経験再まとめです。あくまでも一例!「見ざる言わざる聞かざる」が最適なことが多いと思います。が、人に話しにくい、話すまでもないけど引っかかって仕方ない…という時に、こういう手もあるよっていう紹介!)

  • そのとき、ChatGPTに「投稿内容とやり取り」をコピペし、「私に寄り添いながら、何がいけなかったのか、どうしたらよかったのか、優しくフィードバックしてほしい」とお願いしました。すると、感情を否定せずに寄り添いながら的確なアドバイスをくれて、救われました。

  • AIを使って客観的なフィードバックを得るのも、一つの解決策かもしれません。

まとめ

SNSは便利なツールですが、使い方次第で「幸せ」や「健康」に影響を与えることがわかっています。

✔ SNSはあくまでツール。使われるのではなく、使いこなす意識を持つ。

✔ 情報収集やつながりを楽しむ一方で、比較やネガティブな影響には気をつける。


✔ 批判的なコメントには冷静に対処し、ときにはAIの力を借りて心を整理するのもアリ。

心と体の健康が第一!SNSにはメリットもあるけれど、適度に距離(物理的・心理的)をとりながら、付き合っていくのが吉!

近年、子どものSNS利用に対する規制が各国で強化されています。精神的健康への影響やネット上の危険から守るため、年齢制限や親の同意を必須とする法律が導入・検討され、最近もオーストラリアの『16歳未満の子どものSNS利用禁止』に関するニュースが出ていましたね。

きっと今回、「SNSの光と闇について、実感を持ってちゃんと調べて思考して使うべし!発信すべし!」というタイミングだったのだと思います。

読んでくださった方の、お役にたてば幸いです。

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著者

マツダ サチコ

日本音楽療法学会認定音楽療法士、作業療法士、社会福祉士。介護老人保健施設や認知症疾患医療センター、訪問事業所にて勤務。ダブルケアを経て、現在はWebマーケティング・制作会社にて勤務、ディレクションおよび制作を担当。個人事業としてもWeb制作、音楽療法を行なっている。

著者

マツダ サチコ

日本音楽療法学会認定音楽療法士、作業療法士、社会福祉士。介護老人保健施設や認知症疾患医療センター、訪問事業所にて勤務。ダブルケアを経て、現在はWebマーケティング・制作会社にて勤務、ディレクションおよび制作を担当。個人事業としてもWeb制作、音楽療法を行なっている。

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