Web制作・デザイン

2025/1/25

【Webディレクターが解説】Webデザインの基礎知識・仕事内容・働き方

はじめに:医療職からWebの世界へ 

「Webデザイナーって、具体的にどんな仕事をしているの?」と、聞かれることがあります。また、最近は「子育てや親の介護で、在宅でできる仕事に変えようかな…どんな仕事があるんだろ?」という声を多く聞きます。

私はまさに!ガッツリ外で働く医療職ワーママでしたが、現在は主にリモートでWebの仕事 時々 音楽療法士 をやっています。今の働き方には大満足しています。要介護の親に何があっても、子どもが熱を出しても、仕事も家のことも何とかなる!これは、自分のメンタル的にもとっっても良かったです。

 

Webデザインとは、『Webサイトの見た目と使いやすさを設計』すること。ユーザーに良い印象を与え、商品やサービスの購入、お問い合わせに繋げるなど、Webサイトの目的達成に欠かせない要素です。ホームページを見ていて「このサイト、見やすいな」「なんか使いにくいな」と感じたことはありませんか?そんな印象も、Webデザイナー(やUI/UXデザイナー)の力にかかっています。デザインとして、きれい・かっこいい・かわいい・整っている、だけではない大事な要素がたくさんあるのがミソ。

 

今回は、Webマーケティング・制作会社でWebディレクター・デザイナーとして働きながら、個人でもWebサイト制作をしている私が、Webデザイナーの仕事内容、働き方、Webサイト制作に関わる他の職種、デザインの基礎知識、そしてWebデザインと他のデザインとの違いまで、解説していきますね。レッツゴー!

 

1. Webデザイナーの仕事内容

Webデザイナーは、Webサイトの見た目と使いやすさをデザインする仕事です。ユーザーが快適にサイトを閲覧し、目的の情報にたどり着けるように、様々な要素を考慮しながらデザインを作り上げていきます。

具体的には、こんな仕事をしていくことになります。

 

  1. クライアントとの打ち合わせ

    どんなWebサイトを作りたいのか、クライアントの要望を丁寧にヒアリングします。

  2. 情報設計

    Webサイトに載せる情報を整理して、わかりやすく伝わるように構成を考えます。

  3. ワイヤーフレーム作成

    サイトの骨組みとなるワイヤーフレームを作成。画面遷移やコンテンツの配置などを決めていきます。

  4. ビジュアルデザイン

    色、フォント、画像などを用いて、見た目のデザインを行います。

  5. プロトタイプ作成

    デザインした画面を、実際に操作できる形にして使い勝手を確認します。

  6. コーディング

    HTML、CSS、JavaScriptなどの言語を使って、デザインをWebサイトとして構築します。

  7. レスポンシブ対応

    パソコン、スマホ、タブレットなど、様々なデバイス(機器)で快適に見られるように調整します。

  8. テスト・修正

    完成したWebサイトを様々なデバイスでテストし、問題があれば修正します。

  9. 納品・運用

    クライアントに納品後も、更新やメンテナンスなどを行います。

 

 

Webデザイナーは、デザインの知識やスキルはもちろん、Web技術、ユーザービリティ(使いやすさ)、SEO(検索エンジン最適化)、そしてクライアントとコミュニケーションをとる力など、幅広い能力が求められる仕事なんです。

このような仕事内容を、全部1人で行うこともあれば、各専門職と分業・連携して行うこともあります。

2. Webサイト制作に関わる様々な職種

Webサイト制作は、Webデザイナーだけで完結するわけではありません。まるでオーケストラのように、様々な楽器(職種)がそれぞれの役割を担い、ハーモニーを奏でることで、Webサイトが完成するのです。(先ほど書いたように、1人オーケストラもいます!)

主な職種とその役割を、もう少し詳しく見ていきましょう。

 

  • Webディレクター:

    Webサイト制作全体の指揮者のような存在です。クライアントの要望を理解し、プロジェクトの目的やスケジュール、予算を明確にします。そして、デザイナー、コーダー、ライターなど、様々なメンバーに指示を出し、プロジェクトをまとめ上げていきます。

  • Webマーケター:

    Webサイトを通して、いかにユーザーを集め、商品やサービスの購入に繋げるかを考える、いわば戦略家です。Webサイトのアクセス状況を分析し、より効果的な広告やキャンペーンを企画・実行します。Webデザイナーは、マーケターが考えた戦略に基づいて、デザインを行います。

  • コーダー:

    デザイナーが作成したWebサイトのデザインを、実際にインターネット上で表示できるように、HTML、CSS、JavaScriptなどのプログラミング言語を使ってコードを書く仕事です。Webデザイナーのデザイン意図を正確に理解し、それを実現することが求められます。

  • ライター:

    Webサイトに掲載する文章を作成する人です。商品やサービスの魅力を伝えるだけでなく、SEO(検索エンジン最適化)に強く、ユーザーにとってわかりやすい文章を作成することが重要です。

  • フォトグラファー:

    Webサイトに使用する写真や画像を撮影します。Webサイトのイメージを大きく左右する、重要な役割を担っています。

  • イラストレーター:

    Webサイトに使用するイラストを作成します。写真とはまた違った、個性的な表現でWebサイトを彩ります。

  • フロントエンドエンジニア:

    Webサイトの見た目や操作感に関わる部分を開発するエンジニアです。HTML、CSS、JavaScriptなどを用いて、デザイナーが作成したデザインをWebサイトに実装し、ユーザーが快適に操作できるよう、動的な機能を組み込みます。

 

Webデザイナーは、これらの職種の人々とコミュニケーションを図り、協力しながらWebサイトを制作していくことが重要です。それぞれの専門性を理解し、尊重することで、より質の高いWebサイトを作り上げることができるでしょう。

 

3. Webデザイナーの働き方

Webデザイナーには、大きく分けて4つの働き方があります。

 

  1. デザイン事務所などに勤務:

    Web制作会社や広告代理店などに所属して働く。様々なプロジェクトに携わることができ、他のデザイナーから刺激を受けられる機会も多いでしょう。

  2. インハウス:

    企業に所属し、自社のWebサイトやサービスのデザインを担当する。自社のサービスに深く関わることができるのが魅力です。

  3. 業務委託:

    企業からWebサイト制作を委託されて、個人事業主やフリーランスとして働く。自分のペースで仕事を進められます。

  4. フリーランス:

    完全に独立して、自分の裁量で仕事を受注する。自由度が高い働き方ですが、自己管理能力が求められます。

 

どの働き方が自分に合っているのか、ライフスタイルやキャリアプランを考えながら、じっくり検討してみましょう。

 

4. Webデザインと他のデザインとの違い

Webデザインは、チラシや書籍、ポスターなどのグラフィックデザインと、どんな違いがあるのでしょうか?

Webデザインの特徴は、インタラクティブ性(ユーザーが操作できること)が高いこと。ユーザーの操作によって画面が変化したり、アニメーションや動画を組み込んだりすることで、より魅力的な表現ができます。また、Webサイトは常に更新されるため、最新情報を反映できるのも大きなメリットです。

Webデザインは、他の様々なデザイン分野と密接に関係しています。それぞれの分野で共通するデザインの基礎知識を活用しながら、Webサイト特有のインタラクティブ性や情報更新性を活かした表現が求められます。

(下記のデザイン業務も行なっているWebデザイナーもいます。私もチラシやバナーを作ったり、撮影をして動画を作ったりもしています)

Webデザインと関連性の高いデザイン分野の例 

  • UI/UXデザイン:

    ユーザーインターフェース(UI:ユーザーがWebサイトやアプリを操作する画面)とユーザーエクスペリエンス(UX:ユーザーがWebサイトやアプリを使う際に得られる体験)を設計し、ユーザーにとって使いやすいWebサイトやアプリをデザインします。

  • グラフィックデザイン:

    チラシ、ポスター、ロゴ、パッケージなど、視覚的なコミュニケーションを目的としたデザインを行います。

  • エディトリアルデザイン:

    雑誌、書籍、新聞など、印刷物のデザインを行います。

  • プロダクトデザイン:

    製品、家具、家電など、形のある製品のデザインを行います。

  • 空間デザイン:

    展示会、店舗、オフィスなど、空間全体のデザインを行います。

  • 映像デザイン:

    テレビ番組、CM、映画など、映像コンテンツのデザインを行います。

  • ゲームデザイン:

    ゲームのルール、世界観、キャラクター、UIなどをデザインします。

 

5. Webデザインの基礎知識

Webデザインの基礎知識として、重要な要素をいくつかご紹介します。

 

  • 構成:

    Webサイト全体の構成要素(ヘッダー、フッター、ナビゲーション、コンテンツエリアなど)をどのように配置し、ユーザーをスムーズに情報へ導くかを考えます。

  • レイアウト:

    画面上の要素をどのように配置するかを決定します。要素間の余白、行間、文字の大きさなどを調整し、視覚的にバランスの取れた、見やすいレイアウトを心がけましょう。

  • 色彩:

    色使いは、Webサイトの印象を大きく左右します。ターゲット層やサイトの目的に合った色を選び、全体の調和を意識しましょう。

  • タイポグラフィ:

    フォントの種類、サイズ、行間、字間などを調整することで、Webサイトの読みやすさ、雰囲気を調整します。

  • 画像:

    写真やイラストなどの画像は、Webサイトに視覚的な魅力を与え、ユーザーの印象に残るように効果的に使用します。

 

まとめ:Webデザインは深い!おもしろい!

Webデザインは、ユーザーに情報を伝え、行動を促す、重要な役割を担っています。病院を探す時、大切な人と食事に行く時、旅行に行く時etc.まず検索をする人が多いと思います。デジタルが溢れるこの世の中で、Webデザイナーは欠かせない職業の一つと言えます。

一方、テンプレートやAIを活用して、ある程度のものは比較的簡単に作れる世の中にもなりました。ただ、「テンプレートだけ」「AIだけ」では、不十分なことが多い印象です。AIを使ったとしても、AIとのコミュニケーション力、活用・アレンジ力が必要だと実感しています。「結局、語彙力必要ーーー!」「やっぱり最後は人間ーーー!」…じゃないですか!?

 

そして、何より大事だと感じているのは、やはり人間同士のコニュニケーション。これ絶対。

矛盾しているようですが、クライアントの目標(ホームページを作ることで目指すこと=◯層の顧客増など)と、クライアントが望むデザイン(ホームページに入れたいことやりたいことなど)が離れていることがあります。けっこう、ある。クライアントの「これやりたい!これ入れて!全部入れて!」を全て叶える=目標を達成するホームページには、ならない。ことも、ある!

目標を共有して、そのためにはどのようなデザイン・仕様が適しているか、人間関係・信頼関係を構築しつつ、最適なサイトを構築していく必要があります。クライアントを『説得』するのではなく『納得!』で進めていくことが大事。知識・技術・そして人間力・コミュニケーション力・バランス感覚。あとは、検索力。初心者はココも肝かと。調べて、比較検討、試行錯誤。それの繰り返し。

 

私もひよっこで、まだまだです。社長をはじめ諸先輩方の姿を見て、制作の経験を重ねて、日々勉強、日々成長。

何はともあれ、Webデザインの世界は、奥深く、そして、とっても魅力的。Webデザイナーを目指す方、Webデザイナーの方、共に頑張りましょう!

 

参考情報

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著者

マツダ サチコ

日本音楽療法学会認定音楽療法士、作業療法士、社会福祉士。介護老人保健施設や認知症疾患医療センター、訪問事業所にて勤務。ダブルケアを経て、現在はWebマーケティング・制作会社にて勤務、ディレクションおよび制作を担当。個人事業としてもWeb制作、音楽療法を行なっている。

著者

マツダ サチコ

日本音楽療法学会認定音楽療法士、作業療法士、社会福祉士。介護老人保健施設や認知症疾患医療センター、訪問事業所にて勤務。ダブルケアを経て、現在はWebマーケティング・制作会社にて勤務、ディレクションおよび制作を担当。個人事業としてもWeb制作、音楽療法を行なっている。

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