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2025/1/11
大好きなLIVE動画がある。
◾️「Discover “BILL EVANS ビル・エヴァンス” featuring バンクシア・トリオ(林正樹、須川崇志、石若駿)、江﨑文武(WONK)&海野雅威」
BLUE NOTE TOKYO公演より 『Children's Play Song』
ジャズピアニストの海野雅威(うんのただたか)さん、林正樹さんの演奏は、間近で何回も聴いたことがある。わたしは昔、新宿のジャズバーでアルバイトをしていた。
老人保健施設職員を退職してフリーランス音楽療法士になった頃(20代半ば)、新宿を歩いていて、とあるビルに貼ってあったアルバイト募集のチラシに釘付けになった。『ジャズの生演奏があるバー』のホールバイト募集だった。しばし凝視。興味とドーパミン、ドバドバ。しかも、ちょうど音楽療法の仕事だけでは生活は厳しく、バイトもしないとなーと思っていたタイミング。Go!
ということで、ジャズバーでアルバイトを始めた。
ビル7階にある、凄腕バーテンダーがとっても美味しいお酒を出す上品なバーで、週末だけジャズの生演奏があった。普段ヘラヘラしてる自分も、黒服を着てピシッと上品風でホールの仕事をした。
(お店は閉店してしまったので、雰囲気が似ている画像を↓)

店長がジャズオタクで(褒めてる)、演奏スペース自体はとても狭くて、ピアノもアップライトだったけれど、店長が『好き!』認定した素晴らしいアーティストの方々が演奏してくださっていた。それを間近で聴けるなんて、仕事をしながらではあるけれど超絶贅沢なひと時だった。
その中でも、わたしが特にいらっしゃるのを心待ちにしていたのが、ジャズピアニストの海野雅威さん。そして、ジャズピアニストの林正樹さんとパーカッショニストの仙道さおりさんのデュオ、アルカイック。大好き!
海野さんは、演奏中も、演奏後バーのカウンターにいらっしゃる時も、いつも穏やかな笑顔で。海野さんの存在と演奏で、空気が柔らかくあたたかくなる。なんでしょう、あの多幸感と慈愛を感じる演奏。海野さんの演奏の後は、心も体もぽっかぽか。ほんとに。恐るべし海野パワー。演奏も佇まいも大好きだった。
時は過ぎ、音楽療法の仕事が増えたりなんやで、バイトを辞め、バーも閉店(ビル自体が閉まった)。憧れの海野さんは、2008年、ニューヨークに移住された。
NYで録音されたコチラのCD、素敵。ジャケットも素敵。
◾️PLAYS JAZZ STANDARDS -SOLO PIANO-
Recorded at Avator Studios New York on April 23, 2011

2020年、ラジオで思いがけず海野さんのニュースを聞いて驚きとショックで、震えた。
海野さんが、暴漢に襲われて重傷を負った。
◾️東洋経済ONLINEの記事(2020.10.27)はコチラ
ピアニスト海野雅威さん。ヘイトクライムによる重傷を乗り越え、NYの音楽仲間と制作した新作秘話。
◾️動画はコチラ
[NHKスペシャル] ニューヨークの地下鉄で暴行されたジャズピアニスト海野雅威さん 再びニューヨークのステージで演奏 | この素晴らしき世界 分断と闘ったジャズの聖地 | NHK
海野さんの、強さと優しさよ…
冒頭で紹介したコチラの動画(2022.7.12)は、わたしが心も体もへとへとになってしまった時期に見て、聞いて、すーーーーっと沁み入った。何度も何度も聴いた。
そっと散りばめられた「夏は来ぬ」のメロディ、少ない音数のアレンジ、なんて優しく美しい音世界…泣いてまうがな…
このシリーズ、ぜひ音源化していただきたい!何卒!!
◾️Get My Mojo Back(2022年)

・世界中に衝撃を与えた大ケガからの復活作。療養中に書き下ろされたオリジナル曲で構成。
・故・坂本龍一氏が「抒情的でありグルーヴィーでもある。何と言っても過酷な状況を乗り越えて、真に演奏する喜びに溢れているアルバムだ。」とのコメントを寄せた。
◾️I Am, Because You Are (2023年)

・復帰第2弾は、深い信頼関係に基づいたレギュラー・トリオならではの以心伝心のインタープレイが大きな魅力。
・多くのジャズ名盤を生み出した聖地と言われるスタジオで、ブースに入らず同じ部屋で編集のきかないライヴ感を大切に録音。トリオの一体感や天井の高いスタジオの自然な響きを捉えている。
※解説は、Amazon様から部分引用させいただきました!
音源はもちろん素敵!なのですが、やっぱりいつかまた、生で聴きたい。
海野さんの生演奏を間近で聴いて、幸せでぽわぽわしてた20代のあの日。
あれから20年。色々あったなぁ。
20年の時を超えて、海野さんの生演奏を聴いたら、たぶん、泣くだろうなぁ。
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著者
マツダ サチコ
日本音楽療法学会認定音楽療法士、作業療法士、社会福祉士。介護老人保健施設や認知症疾患医療センター、訪問事業所にて勤務。ダブルケアを経て、現在はWebマーケティング・制作会社にて勤務、ディレクションおよび制作を担当。個人事業としてもWeb制作、音楽療法を行なっている。
著者
マツダ サチコ
日本音楽療法学会認定音楽療法士、作業療法士、社会福祉士。介護老人保健施設や認知症疾患医療センター、訪問事業所にて勤務。ダブルケアを経て、現在はWebマーケティング・制作会社にて勤務、ディレクションおよび制作を担当。個人事業としてもWeb制作、音楽療法を行なっている。
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